異所性脂肪って知ってますか?
NHKあさイチで、皮下脂肪や内臓脂肪より怖く、気がついたときにはとんでもない異所性脂肪というものが紹介されました。
異所性脂肪の研究者、田村好史先生が登場して解説。
異所性脂肪って?
通常は皮下脂肪、内臓脂肪などカプセル状になった脂肪細胞に取り込まれるのだが、異所性脂肪とは組織や細胞の奥にまで脂肪が入り込む、脂肪が直接臓器(肝臓や筋肉など)についてしまうことをいう。
糖尿病、心臓病、がん、認知症になる可能性も
異所性脂肪で、それぞれの臓器に直接脂肪がつくと機能や動きを低下させてしまう。
筋肉に異所性脂肪がついた女性
筋肉に脂肪が貯まっている人は、糖尿病一歩手前になっているのだとか。
しかも痩せ型という感じの女性だったのにそういう状態でした。
筋肉に脂肪が貯まっていく脂肪筋・・・筋肉で糖を取り込めなかった結果そうなってしまう。糖尿病に近づいてしまう。
肝臓に異所性脂肪がついていると判明した女性
身長165cm 体重58㎏
お酒は年に1~2回も飲まないのに脂肪肝になっていた。
メタボじゃないから大丈夫、ではない。
異所性脂肪は脂肪細胞に脂肪を溜め込めない人がなりやすいとのこと。
とはいえ・・・太っている人は、一番注意しないといけない。
ちょっとした運動不足で筋肉とかに脂肪がついてしまうと医師の話。
日本人を含めたアジア人は脂肪肝になりやすいのだとか。
健康診断の数値でココに注意する!
この数値を超えているようなら異所性脂肪が貯まり始めているとを疑ったほうがよい。
中性脂肪 150mg/dl以上
ALT(GPT)25IU/L以上
正常範囲と言われても年々数値が上がってきているのは要注意。
心筋梗塞、がん、認知症など万病のもとになっているという研究が出ている。
異所性脂肪になってしまいがちな生活習慣
- 炭水化物や甘いものが好き
- 油ものが好き
- 1日8,000歩未満
- 息が弾むような運動をしていない。
ゴールデンウィーク中全然歩かない、じっとしているとかの場合も当てはまる。
筋肉に脂肪がついてしまった女性に足りなかったもの・・・それが体力だった。
筋肉に脂肪が貯まっていても体力が高い人はそれほど悪さすることはないが、体力が低い人は注意が必要。
それと歩くスピードが遅い時も注意が必要。
異所性脂肪には、こういった運動が効果的。
インターバル速歩
どんな運動かというと?早歩きしている映像が出てきた。
早歩き(3分)→ゆっくり(3分)を繰り返すインターバル速歩を行う。
最大体力の70%以上といってるけど。。。目安は自分が出せる限界の力のことだそう。
- 週末まとめて60分
- 毎日9分(朝・昼・晩3分ずつ)
どちらも効果は同じなのだとか。
インターバル速歩をする時の姿勢の作り方・歩き方
姿勢はタオルをもって上に上げ、首のところに下げ、ストンと腕を落とした姿勢。
最初は三歩めだけが大きめで歩いてみる。なれてきたら全部大股で歩く。
外に出たくない時は?
ももを引き上げるようなその場歩きみたいな動きでもよい。
体がポカポカしてくる、これが脂肪燃焼につながる。
メタボ防止レシピ
えのき茸の低カロリーごはん
食事にも気をつけるということで、ごはん(白米)の中にえのき茸1袋で、3合のお米に入れて一緒に炊くかさ増しごはんで、カロリー20%オフになるというメニューを紹介されていました。
カレーはルーを使わないでカレー粉を使って、野菜は大きめに切って作る。
とろみは寒天でつける。カレーとごはんを合わせて通常のカレーのカロリー30%オフだと紹介された。
- 麺をしらたきでかさ増しするラーメン
- 切り干し大根をかさ増しするパスタ
なども紹介された。
脂肪が付きやすい食べ方としてフルーツをたくさん食べてしまうことなのだとか。
フルーツ(果物)には果糖が含まれるため、食べ過ぎに注意。
1日あたり手のひらの握ったこぶし1つ分が目安
朝か昼にたべるのがいい。夜寝る前に多めに食べるのが一番ダメージが・・・。
異所性脂肪まとめ
- 適度な運動をする(インターバル速歩など)
- 食事に気をつける
まとめたら意外と当たり前だった・・・ですね。